終活をお考えの方

終活への取り組み方
終活への取り組み方
終活が一般化した背景には、2つの理由があります。
エンディングの個人化
核家族化、単身世帯の増加や、近隣住民や親戚付き合いの希薄化などによって、エンディングは「家のもの」でも「地域のもの」でもなく、「個人のもの」に移り変わりつつあります。
その結果、「周囲の人や家族に迷惑をかけないよう、自ら死後について考えて準備をしておく」という考え方が広く浸透し始めています。
老後生活への不安
日本人の平均寿命が年々延びており、老後をいかに健やかに暮らすかという人生設計が不可欠となってきました。
どのように死を迎えるかを考えることによって老後の不安を解消し、限られた時間を前向きに生きるポジティブな思考は、もはや現代のスタンダードであるといえるでしょう。

老後の不安を抱える単身者や、親や配偶者の介護を経験された方、未婚のお子様がいらっしゃる方などが、せめて自分が亡くなる時には遺される子供や家族に手間や金銭的な負担をかけず、迷惑にならないように準備をしておきたいと考えるようになるのは自然な流れです。
家族や周囲の人々のことを想い、気遣う心が「終活」の始まりと言えます。

とはいえ、自らの死と真剣に向き合うあまり「頼る人がいない一人暮らしで、万が一のときに誰にも見つけてもらえないのではないか」「お墓を買っても、誰もお参りに来てくれないのではないか」と悲観したり、「後に遺る家族の負担を減らすために、完璧に準備しておこう」という気負いから、終活がストレスになってしまっては本末転倒です。
焦らずゆっくりと、人生をより楽しむためのライフプランを考える気持ちで取り組むことをおすすめします。
そしてそれが、悔いのない余生を謳歌することへと繋がっていきます。